市場移転

センター試験の得点源は英語と国語でしたが、一応工学部を出ております。

豊洲市場の土壌問題が何故こんなに騒がれているのか理解できません。

1)盛り土あるなし問題
あんな大きい建物を建てる足元が新規の盛り土とか、狂気の沙汰です。しっかりと施工するならば、固い地盤に届くよう杭打ちをしなければなりません。
盛り土する→杭を打つ→杭の分の体積の土が残土として発生→お金を払って土を捨てる
もったいないお化け」が出てきそうなレベルです。

ならば最初から盛り土分を大きなコンクリート造で作ってしまった方が良いのでは?
今、作られているやりかたでOKだったんじゃないの?と思います。

2)ベンゼン問題
一階の床だって、トラックが載れる様にするには数十cmのコンクリートになっているはず。
 そこをベンゼンが通り抜け、空気を漂い、魚が食べられないほどに汚染されるには、調査に地下室に入った時点で即死するレベルに気化したベンゼンが充満していても足りないくらいだと思います。

 そして、あれだけの大きな建物を支える基礎ならば、地下室の床は1mとかそのぐらいの厚みのコンクリートで打たれているはず。
 それを通り抜けて地下室に充満するには・・・・・。

 基礎の下に多少汚染された土があっても問題が無いんじゃないかと思います。


まとめ
 そう決まるまでのプロセスと伝達の不手際さお金の不透明さはありますが、建物自体はまぁまぁなんじゃないかと思います。
 問題を提起して一旗揚げたい建築コンサルタントと、目立つ問題に采配を振るってリーダーシップを演出したい知事と、引っ越し費用を出せない仲卸業者とが三位一体となってただ騒いでいるだけなのでは?と邪推してしまいます。

 ところで、仲卸業者の3分の2が慢性的な赤字で引っ越し費用が出せないというらしいのです。つまりこれは、我々が普段適正な価格で魚を買っていないと言うことかもしれません。値段だけでしか勝負できない商売が蔓延していると言うことですね。
 価値を伝え、適正な価格で売る、買うという事が、関わる人を潤し社会をちょっと良くすることに繋がるのかなぁと思うニュースです。